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遥か紀元前750年頃、ギリシア人がイタリア・カンパーニア州にアリアニコ、フィアーノ、グレコ、ファランギーナ、ピエディロッソ、コーダ・ディ・ヴォルペを含む古代品種を持ち込み、ブドウ栽培を紹介する。
1878年に創業した「マストロベラルディーノ」。ワイン造りの歴史そのものはなんと1750年頃から脈絡と続いているというまさに名門。元々は「ベラルディーノ」という名でしたが、2代目当主であるピエトロ氏が「マストロ=名匠」という称号を得たため、「マストロベラルディーノ」というワイナリー名になりました。「この蔵の存在なくして、現在のカンパーニアはなかった」と最高の敬意を持って語られる造り手です。
第二次大戦後〜近年にかけて押し寄せた国際ブドウ品種の波。カンパーニアの他の生産者が伝統的な地場品種を次々と国際品種に植え替えていく中、カンパーニアの伝統的なワイン造りの歴史、何物にも代えがたいその素晴らしさを守るために一人尽力した9代目当主のアントニオ・マストロベラルディーノ氏。
歴史と伝統に育まれたワイン文化を重んじながらも最新の設備を取り揃え、今やカンパーニアの偉大な地ブドウ品種を使った「グレコ・ディ・トゥーフォ」「フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ」「タウラージ」といったイタリアの最高格付・D.O.C.G.ワイン。これらが現在カンパーニア州の素晴らしい地ワインとして評価されているのは、マストロベラルディーノが一貫して地ブドウにこだわってきた歴史的な背景があります。各地域で“地ブドウ品種”の魅力が見直されている現在。この地の伝統的な味わいを伝えてくれるマストロベラルディーノの存在感はより大きなものとなっています。
マストロベラルディーノのワインは、バランスのとれたエレガントなスタイル。料理の旨みを引き立てるミネラルと洗練された酸味が備わっています。まさに、料理との相性がよく、料理を引き立てる要素がその味わいの中にたくさん存在します。カンパーニア州の食文化は、山海の幸をふんだんに使い、とてもバラエティー豊か。また、素材の味を活かす調理法など、日本と共通する部分が多いと言われています。大いに食を楽しむ人々を楽しませるべく繁栄を遂げたワインは、日本食との相性も素晴らしく、新たな醍醐味を教えてくれます。
【グレコ・ディ・トゥーフォ】
洋ナシの果実のアロマ。蜜柑のような白い花のフレーバーに、少し蜂蜜のようなニュアンス。白桃のような果実のふくらみがあり、適度な厚み。ニュートラルな味わいは料理の幅が広い。
●ワイナリー名:マストロベラルディーノ
●地方:カンパーニア
●地区:
●原産地名称:グレコ・ディ・トゥーフォD.O.C.G.
●タイプ:白)辛口
●ブドウ品種:グレコ 100%
●醸造:オーク樽10%、ステンレス・タンク
●熟成:オーク樽10%、ステンレス・タンク
●アルコール度:12.5%
●飲み頃温度:10℃
●ビオ情報:
●内容量:750ml
●キャップ仕様:コルク
(以上、インポーターコメント)