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【THE ONE DRAM SELECTION】
DRAMLAD テイスティングチームが、蒸溜所のハウススタイルを体現する良質な樽や、今のウイスキーの旨さと豊かな個性を持った樽を、真摯に選び出してリリースするコアレンジ「The One Dram Selection」より、「グレンマレイ 2008-2022 14 年 バレル 49.5%」をリリースいたします。スペイサイドの中心地エルギンに建つGlen Moray 蒸溜所は、ビール醸造所から始まり、19 世紀終盤の1897 年に設立。オーナー会社が何度も変わった蒸溜所で、グレンモーレンジ社からLVMH 社所有の時代の原酒は、地味ながらも愛好家には高い評価を受けていた蒸溜所です。今回セレクトしたGlen Moray は、バーボン・バレルの14年熟成で、LVMH がラ・マルティニケーズに売却する2008 年蒸留。現在の多彩なオフィシャルボトルの根底に流れるGlen Morayらしさと、伝統的なスペイサイドモルトらしさの新旧併せ持ちつつ、複雑な展開を見せる香味が面白いボトルです。香りはクリアで複雑なエステル香で、シャルドネを思わせる白ワイン様の香りからシュトーレンのような甘さが軽やかに広がります。味わいは、滑らかで繊細、甘さは控え目ながらも、フレッシュなオークに包まれたシトラス系からモルティ―な香味へのシフトは、飲むほどに印象が変わる複雑さを持っています。フィニッシュは爽快かつビター。最後に残る軽やかな埃っぽい木香まで、伝統的なフレーバーに少しだけ面白さを足した印象です。ラベルにはGlen Moray蒸溜所があるエルギンの街並みより、サウスストリートの風景を採用。街の風景とともにお愉しみいただけましたら幸いです。今回のGlen Morayは、世界的に著名なウイスキーコレクターであり評論家の山岡秀雄氏のご協力のもと、氏も同席の中でサンプリングを行い、テイスティングチーム全員の得票数の合計によって選ばれました。
●蒸溜年度:2008年
●瓶詰年度:2022年
●熟成年数:14年
●カスクタイプ:バレル #5363
●アルコール度:49.5%
●容量:700ml
●ボトラー:DramLad & Co.
【テイスティングコメント】
◇香り:クリアで複雑なエステル香。シャルドネを思わせる白ワイン様の香りから、マジパンやシュトーレンの甘さが軽やかに広がり、乾いたオーク材、ハニートースト、その奥に干し草と微かなジンジャー感。
◇味わい:滑らかで繊細な口当たり。フレッシュなオークと淡い粉砂糖に包まれたハッサクやライム、オレンジピール、プレーンなクラッカー。甘さ控え目ながらもモルティ―な香味もあり、飲むほどに印象が変わる複雑さを持つ。
◇フィニッシュ:ライトでシャープなキレ上がり。レモングラスやライムの皮の青いほろ苦さ、ジンジャーのスパイス感が舌に乗り、かすかなバタートースト、最後にバニラと木屑のような埃っぽい木香が残る。
(以上、インポーターコメント)