ギャロウェイ、ウィグタウンの町はずれに1817年に創業したブラドノック蒸溜所は、スコットランドで最も南に位置する蒸溜所です。イングランドに接し、エジンバラ、グラスゴーなどの大都市を抱えるローランドは、グレーンウイスキーや瓶詰工場が集まるウイスキー産業の中心地ですが、モルトウイスキー蒸溜所は淘汰され、ひと握りの蒸溜所のみが操業を続けています。ブラドノック蒸溜所は1993年に一時閉鎖され、解体の危機に追い込まれましたが、年間最大生産量10万リットルを条件に2000年に再オープンしました。蒸溜器は閉鎖前から使用しているボール型が1組で、生産量が設定されている為、稼動するのは年にわずか1、2ヶ月のみ。奇跡の復活を遂げたこのローランドモルトは、ライトで華やかなため食前や食中酒におすすめです。
ブラドノック　8年は、香りはバターを塗ったトースト、バニラ、くるみ、スイートコーンでクリーミー。味はトフィー、レモンペストリー、シトラスにバニラ、オークで8年とはとても思えないほど柔らかく、バランスに優れています。ローランドモルトなのに米っぽくなく、シトラスが香ります。現オーナーになってから蒸溜された原酒を使用した今後のブラドノックを期待させるボトリング。
（インポーターコメント）

●アルコール度数：46％
●容量：700ml
●蒸留所：ブラドノック蒸留所
●地域：ローランド