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台湾第二の蒸溜所南投蒸溜所のシングルモルト『オマー』。蒸溜所の設立は2008年と来年で約10年。 酒造りの歴史は古く1977年に政府によって設立され果実酒やワインの製造を行っていた、非常に歴史ある企業です。
蒸溜所のある南投市は台湾中部で唯一の内陸都市。総面積の83%が山や丘に覆われており、山にふる雨は川にそって湖や池に流れます。蒸溜所の近くにある日月譚は台湾八景に数えられる有名な湖です。クリスタルのように輝く湖と緑の山々にかこまれて南投蒸溜所はウイスキーを造っています。
南投蒸溜所は4基のポットスチルを保有しています。初溜釜はそれぞれ5,000Lと9,000L、再溜釜は2,000Lと5,000Lです。4基のスチルは容量、大きさ、高さ、ラインアームの傾斜角までが各々異なっており、これは、様々な性質のスピリッツを得るためスコットランドのフォーサイス社に依頼しました。冷却器は亜熱帯気候のため、シェル&チューブ式にくわえポスト-クーリングによる2段階のシステムを設置。2つの初溜釜から得られたローワインは再溜の前にブレンドされます。再溜後ヘッドとテールをとり除いた蒸留液は集められ、アルコール度数平均70%のニュースピリッツが得られます。
ウォッシュバックは木製ではなくステンレス製です。これは台湾の湿度の高い亜熱帯気候により、木製にすると管理が非常に難しくなるためです。
熟成に使用しているのは、主に「スペインのホッグスヘッドとバットのシェリー樽」と「アメリカのバーボン樽」です。亜熱帯気候である台湾では、毎年6~7%のエンジェルズシェアを引き起こします。スコットランドでは平均2%と言われており、単純に比較はできませんが約3倍のスピードで熟成がすすむことになります。
こうして造られた私たちのモルトウイスキーは色は濃いゴールドからレンガ色をしており、香りはマンゴー、ライチ、グリーンバナナや缶詰のパイナップルのようなトロピカルフルーツの香りが豊かです。ボディはミディアムタイプですが、ドライフルーツのような甘い味わい、クリーミーでチョコレートのようなカラメル、ナッティーでスパイシーな樽の味わいが特徴です。
(インポーターコメント)
●アルコール度:46%
●容量:700ml
●製法:ノンチルフィルター
●蒸留所:南投蒸溜所
≪テイスティング・ノート≫
◇色:ハニーゴールド。
◇香り:オレンジやパイナップルの生き生きとした果実のアロマ、ウッディーな香りが広がる。
◇味わい:印象的なアタック、オイリーで華やかな味わい。
◇余韻:甘いバニラと果実味にあふれたコクのある長い余韻。