【Paloma シリーズ】
スコットランドに拠点を置くゴールドフィンチ・ウイスキー。小規模ながら、クリエイティブなワイン・スピリッツの専門家 すなわち、ウイスキーのイノベーター、キュレーター、エクスプローラー―の集団として名高いボトラー。
ヨーロッパ・ゴールドフィンチ（頭の鮮やかな赤が目印の小鳥）は、スコットランドで夏を過ごし、野生のアザミの綿をはぎ取って巣作りします。この特徴的な小鳥たちは、冬の到来を機に南スペインに渡り、シェリー酒の醸造所の近くに住み着きます。そう、ウイスキー業界にとっては欠かせない、豊かな味わいを生み出す樽（シェリー樽）を得られる場所です。「幸運を呼ぶ」とされるこの鳥は、古くから芸術の世界でも広く親しまれてきたシンボルであり、繁栄、楽観主義、そして多様性の象徴であります。これらは私たちが重きを置いている基本的な価値観と近しいものです。

●蒸留年度：2010年
●熟成年数：11年
●カスク：Palo Cortado Sherry Cask Finish（No of Bottles : 201）
●アルコール度：53.8％
●内容量：700ml
●ボトラー：Goldfinch Whisky Merchants

≪La Paloma≫
ラベルに描かれた美しい作品は、1904年にカタルーニャの画家イシドラ・ノネイによって描かれたもの。タイトルは「ラ・パロマ」。オリジナルは現在、バルセロナのカタルーニャ国立美術館に展示されています。
さまざまなタイプのシェリーがさまざまなシングルモルトウイスキーに与える影響について語るために、つくられた『パロマ』は、芸術という点でのスペインとのつながりと、スペイン語で「鳩」を意味するパロマという名前に注目することで、美しく、時代を超えた、素晴らしい味わいのものを作り上げました。

≪パロ・コルタド・シェリー≫
パロ・コルタドは、シェリー酒全体が6千万本であるのに対し、年間10万本以下しか販売されない、最も希少なタイプのシェリー酒です。アモンティリャードの繊細なブーケとオロロソのボディと口当たりを併せ持つ、素晴らしく複雑なワインです。深みのある温かみのあるマホガニー色で、アモンティリャードとオロロソの特徴的な香りが真に調和した複雑な風味を備えています。ビターオレンジを思わせる柑橘系の香りと、フレッシュバターを思わせる乳酸系の香りが感じられます。深みのある丸みのある豊かな味わいで、後味に滑らかで繊細な香りが現れ、美味しい余韻へと続きます。

≪Tasting by Goldfinch Whisky≫
◇香り：優しいスパイスと甘いスモーク、海塩、そしておなじみのヨードの香り。
◇味わい：モルト、オーク、バタースコッチ、ドライフルーツ、オイリーな口当たり。
◇フィニッシュ：長い、胡椒様のピート香、クリームとスモーク、ワイルド、滑らか。
（以上、インポーターコメント）