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Sturmとは、ストゥルム家、そして嵐を意味する言葉です。嵐のように常に自由な進化を続け、季節の物語、そして土地の表現を紡ぐ存在として、ワイン生産に情熱を捧げてきました。ストゥルム家は、100年以上に亘りブドウ栽培に携わっており、現在は3代目のデニスとパトリックが中心となってワイナリーを運営しています。自然と調和した完璧なワインを生み出すために投資を続けており、2019年には新たなカンティーナが完成し、そのクオリティにますます磨きがかかっています。
ストゥルムは、イタリア北東部フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州のスロヴェニアとの国境近く、コッリオDOCに位置しています。なだらかな丘陵地帯は、アドリア海による穏やかな気候と、北東から吹くボーラと呼ばれる風の影響をどちらも受けています。この空気の流れが湿度を下げることにより、フレッシュな空気が保たれ、場所により様々な気候が生まれます。また、オーストリア国境に位置する山脈により、悪天候からも守られています。この地の土壌はポンカと呼ばれ、ミネラル分に富んだユニークな特徴を持っていることで、ワインにミネラル感やアロマをもたらします。このように、様々な条件が完璧にそろう土地から、独自の表現を持った美しいワインが生まれます。
ストゥルムでは2014年からオ−ガニック栽培を実践しています。規制に従うだけではなく、生態系そのもののサイクルを守り、土地の個性がそのまま表現されたワインづくりを目指しています。ブドウ畑には様々な植物、ハーブ、花、昆虫、野生生物が生息し、生物多様性を維持しながら健全でクリーンな環境が保たれています。土地を保持するために、硫黄と銅をベースにした介入以外は行いません。また、化学物質を用いた除草も行わず、土壌の生命力を高めるアプローチを取っています。そして、ブドウ樹のライフサイクルだけでなく、月の満ち欠けにも気を配り、栽培のスケジュールを整えています。さらに醸造においては、果実味と美しい酸、ミネラルを備えたワインを造ることに重点を置き、亜硫酸の含有量を抑えるために、醸造過程での酸化を避けて生産しています。また、環境負荷を抑えるために、軽量ボトルを採用、ラベルにはサステナブルなコットン素材を使用し、コルクにはワイナリーの畑でとれた蜜蝋を使用しています。
●ワイナリー名:ソチエタ・アグリコーラ・ストゥルム
●地方:フリウリ ヴェネツィア・ジューリア
●地区:ゴリツィア
●原産地名称:コッリオD.O.C.
●タイプ:白)辛口
●ブドウ品種:フリウラーノ 100%
●醸造:ステンレスタンクにて自然発酵/マセレーション12日/MLFなし
●熟成:オーク樽(仏産、500L、新樽比率30%)7カ月/瓶1カ月以上
●ビオ情報 ビオロジック(認証情報:CSQA)
●アルコール度:13.5%
●内容量:750ml
●キャップ仕様:コルク
●サービス温度:10℃
土着品種の魅力を最大限に表現した1本。鮮明な麦わら色。熟した洋ナシやアカシアの花のアロマ。フリンティな印象があり、トーストしたアーモンドやお香のようなノートが加わります。
(以上、インポーターコメント)