「ラフ・コースト 100プルーフ」のリリース後、カスクストレングス版の企画が始まりました。100プルーフ版はバランスを重視し飲みやすさを追求。一方、カスクストレングス版は、スモーク感と赤ワインカスクの甘さを生かしつつ、原酒本来の力強さや奥行きをより純粋に表現することを目的としました。グラスに注ぐとスモーキーなピートと潮風、ブラックベリーやプラムの甘さ、赤ワイン由来のタンニンが広がります。口に含むと潮気とスモークが前面に出た後、赤ワインのニュアンスが浮かび上がり、より濃密で奥行きのある味わいを楽しめます。余韻は長く、力強く、妖艶なフィニッシュが特徴です。定番100プルーフの魅力を受け継ぎつつ、より濃密で力強い味わいを楽しめるカスクストレングス版を、ぜひご堪能ください。

●品目：シングルモルトウイスキー
●瓶詰年度：2025年
●カスクタイプ：レッドワインカスク Cask No.19
●アルコール度：58.0％
●容量：700ml
●地域：アイラ島
●ボトラー：DramLad & Co.

【テイスティングコメント】
◇香り：トップノートは潮風を思わせる潮気と海藻、岩礁や貝を想起させるミネラル感。穏やかなピート香と、軽く鼻を刺すようなスパイシーなスモーキーさが加わる。熟したブラックベリーやプラムの濃密な甘さとカスク由来のタンニン。
◇味わい：口当たりはシャープでドライ、しっかりとしたオイリーさ、アイラらしい潮気とスモークが広がり、すぐに赤ワインの甘美なニュアンスへ。黒胡椒のスパイス感が舌先を刺激し、続いてなめし革やベーコンのような力強いスモーキーさが鼻に抜けていく。赤ワインカスク由来の甘酸っぱい果実味がブラックベリージャムや熟したプラムのよう。
◇フィニッシュ：海藻のような潮気と、根菜や土っぽさ、ローストアーモンドの香ばしさ、ベリー系のドライフルーツのニュアンスが全体の厚みを形成。スモーキーでスパイシーな刺激が心地よく持続し、最後に軽やかな塩味とほのかなタンニンの渋みが程よいアクセントとなり長く続く。
（以上、インポーターコメント）