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コッリオの生産者のオレンジワインはリボッラ・ジャッラで造るのが一般的ですが、現オーナーのシルヴァン・プリモシッチ氏が1988年に一度、ピノ・グリージョのオレンジワイン造りに挑戦しました。イタリアをはじめ、ヨーロッパのレストランやワインショップに販売をしましたが、リボッラ・ジャッラのオレンジワインすらあまり知られていなかった当時、その特異な味わいから販売後、得意先から大量の返品が返ってきました。以来、造らなくなってしまいましたが、その後30年近い歳月が流れます。ある日、シルヴァン・プリモシッチ氏が、かの有名なピエモンテの生産者、アンジェロ・ガヤ氏と食事の席で話していた際に、「アンジェロ・ガヤ氏は素晴らしく、ピエモンテをはじめ、象徴的なワインを多く造ったが、コッリオでも象徴的なワインに挑戦してみては?」と話していた時に、昔の挑戦を思い出し、ピノ・グリージョのオレンジワイン再び造り始めます。2015年ヴィンテージからリリースされる予定です。
シルヴァン・プリモシッチ氏が言うには、白ワインは酸が高くタンニンが少ない。対して赤ワインは酸が低くてタンニンが多い。ワインにタンニンがあればしっかりとしたボディと熟成のポテンシャルが生まれます。ピノ・グリージョは酸が非常に少ない品種ですが、試行錯誤を重ねた結果、スキンコンタクトを約7日間行うことでピノ・グリージョのタンニンがワインにしっかり入ることがわかりました。非常にボリューム感のある熟成できる特別なワインを造ることができます。
プリモシッチではこのワインを、ピノ・グリージョ・オレンジワインと命名していますが非常に特殊な輝きのある濃いピンク色でセンセーショナルなワインに仕上がっています。生産本数も少ない貴重なワインですが、今後コッリオを代表する、特別な存在のワインになるかもしれません。
●ワイナリー名:Primosic s.r.l.(プリモシッチ)
●地方:フリウリ ヴェネツィア・ジューリア
●地区:ゴリツィア
●原産地名称:コッリオD.O.C.
●タイプ:オレンジ)辛口
●ブドウ品種:ピノ・グリージョ 100%
●醸造:開放型オーク樽にて温度管理をせず1週間浸漬/オーク樽にて自然発酵/MLFあり
●熟成:オーク樽(600L、スラヴォニア産、新樽比率50%)12カ月/瓶12カ月
●アルコール度:14%
●ビオ情報:サステナブル農法( 認証情報:SQNPI)
●内容量:750ml
●キャップ仕様:コルク
●サービス温度:14℃
ピノ・グリージョを浸漬して造られるアンバーレッドのオレンジワイン。スミレやラズベリーの香りが広がり、力強く凝縮した味わいで、余韻にしっかりとしたミネラル感が広がります。
(以上、インポーターコメント)