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近年ティブロ家のクリティアンとリリアンの手で再生の途についた。(1989年まで、ここのワインは大企業が醸造、販売していた)この小さなブドウ園の強みは、秀逸なワインをつくるために真剣な金銭的、人的努力が傾注されていることである。畑には25年から45年の樹齢を持つブドウが植えられており、コス・デストゥネルやラフィット・ロートシルトといったボルドーの名だたるスーパースターの隣人でもある。1989年と1990年はどちらも驚くほど豊かで、強く凝縮された。フルボディの噛みごたえのあるワインで、格の高さと個性がよく現れていた。このワインはボルドーの巨大ネゴシアン、ドゥルト社独占的に販売することになるだろう。この2つのヴィンテージはスターになるようなものではないが、サン・テステフのこの新進のシャトーの名が、1990年代を通じて軽んじることのできないものになっていくだろうとは、衆目の一致するところである。
(R.M.パーカーJr.「ボルドー第3版」より)
●地区:メドック/ボルドー
●原産地名称:A.O.C.サン-テステフ
●格付:ブルジョワ
●タイプ:赤)フルボディ
●ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン,メルロ,,カベルネ・フラン
●製法:温度管理されたステンレスタンクで25〜30日間。最高温度は30℃。その後、オーク樽に移されて(新樽30〜50%)マロラクティック発酵。ヴィンテージによるが、18〜20カ月後に瓶詰。澱引きは3カ月ごと。瓶詰前に少しだけ清澄処理されるが、濾過処理はしない。
●アルコール度:12.5%
●内容量:750ml
〜インポーターコメント〜
その歴史は1654年頃まで遡れるという、サン・テステフの由緒あるシャトー「リリアン・ラドゥイ」。かのラフィットやコス・デストゥルネルといった名シャトーの近くに畑を持っているという素晴らしい立地しています。2008年には、シャトー・ディッサンのオーナーも務めるジャッキー&フランソワーズ・ロレンツェッティ夫妻がリリアン・ラドゥイに出会って「一目惚れ」!すぐにこのシャトーを購入し、新しいプロジェクトに情熱を注ぎ込むべく、大規模な区画整理計画に素早く着手しました。テクニカルディレクターにはヴァンサン・バッシュ・ガブリエルセン氏を招き、今もシャトーのパートナーとして、信頼関係にあるといいます。2018年には、娘のマノン・ロレンツェッティ氏が経営に加わり、より高い品質のワインを生み出すべく両親からの引継ぎを進めているとのことです。また、最近では「HEV(High Environmental Value→環境価値重視)」で最も高い位の「レベル3」認定され、シャトー一同、大歓喜だったようです。
ブドウ植栽比率はテロワールに最適なバランスを提供するために慎重に選択されており、メルロー50%、カベルネ・ソーヴィニヨン45%、プティ・ヴェルド4%、カベルネ・フラン1%の割合になっているとのこと。リリアン・ラドゥイでは、他のサン・テステフのどのシャトーよりも高い割合でメルローを用いているそうですが、それはメルローが粘土石灰岩と砂利の土壌でうまく育ち、信じられないほどのフレッシュネスとストラクチャー、深みのある感覚をワインに与えるからだといいます。